スポーツ障害とは

スポーツ障害とは、大きな力が一回加わることによって急に生じるもの、つまりスポーツ中に生じるケガのことです。

スポーツ障害とは、スポーツによって繰り返される過度の負担が積み重なって、痛みを主とした慢性症状が生じた状態です。軽いものは運動時のみの痛みですが、重症になると日常生活にも困難を伴うようになります。

スポーツ障害は各種保険内の治療になる場合が多いのでお気軽にご相談ください。

主な症状

捻挫

関節周囲の軟部組織の損傷した状態のことをいい、関節の可動域を超える外力が加わると関節をつないでいる靭帯が損傷します。

捻挫は軽く考えて無理をしてしまう方が多いようですが、初回捻挫の処置次第でアスリート寿命が決まります。治療を間違えると一度緩んだ靭帯は二度と元には戻りません。自己判断せず、お気軽に当院までご相談ください。

骨折・脱臼 抜けた関節を元の位置に戻すと痛みがほとんど無くなるため、すぐにスポーツ復帰するアスリートが多く見られます。しかし脱臼後は必ず一定期間固定が必要です。適切な固定をしていないとグラグラの関節になってしまい、スポーツができない身体になってしまいます。
突き指 捻挫の俗称で靭帯の一部が損傷している状態です。たかが突き指程度と思って放置してしまうと、関節が腫れたまま固まってしまい、当院に来院されるケースがあります。このような状態は手遅れで処置が限られてきますので、早めの処置が必要です。
肉離れ 「筋肉の収縮動作」が急激に行われた際に筋肉線維の一部が断裂または損傷、あるいは筋肉の膜の損傷を発症する筋肉の障害です。症状の程度は医学的に3段階あり、軽い炎症だけのものから、筋肉の断裂・血腫を呈するもの、さらには骨化性筋炎に移行するものまであります。

当院では上記以外にも様々なスポーツ障害に対応しておりますので、気になる症状をお持ちの場合はお気軽にご相談ください。

応急処置の基本『RICE』

応急処置の基本は、RICE処置です。RICEとは、Rest(安静)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上)の四つの処置の頭文字を並べたものです。正しく確実に行うと、痛みと腫れを抑え、治りが早く、スポーツにも早く復帰できます。

Rest(安静) 患部をなるべく動かさず、安静にします。
Ice(冷却) 温めるのは厳禁です。ビニール袋か氷のうに詰めた氷で患部を冷やします。
Compression(圧迫) 圧迫することで、内出血と血腫の形成を軽減します。冷やすのと同時にできればなおいいです。
Elevation(挙上) 患部を心臓よりも高い位置に持ち上げて、腫れや炎症の予防をします。